こんにちは。株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)の小野澤です。
今回は、東京都あきる野市で行ったパナソニックお掃除機能付きエアコン(CS-X567C2-W)の分解クリーニング事例をご紹介します。
お客様は、当社のエアコンクリーニングブログをじっくり読んでくださり、
「ここなら任せられそう」と感じてご連絡をくださったとのこと。
現場でお話を伺うと、以前別の業者さんに相談したところ、
「右壁との隙間など設置条件がシビアなので、作業は難しい」と言われてしまい、クリーニングを断念しかけていたそうです。
そのような条件下でもしっかりとお掃除機能も分解してクリーニングいたしました。
あきる野市でクリーニングしたエアコンについて

- 地域:東京都あきる野市
- メーカー:Panasonic(パナソニック)
- 機種:CS-X567C2-W(お掃除機能付きエアコン)
- 製造年:2017年製
- 設置場所:リビング
- クリーニング内容:お掃除機能付きエアコン通常分解高圧洗浄
パナソニックのXシリーズは、フィルター自動お掃除・ナノイー機能・内部クリーン機能など、便利な機能が多数搭載されている一方で、
内部構造が複雑で、分解難易度が高い機種としても知られています。
さらに今回のように壁面との距離狭い設置条件だと、なおさら作業がシビアになります。+今回の機種は前基盤タイプ。右側はあまり関係ありません。
クリーニング前の汚れの状態
熱交換器(アルミフィン)はホコリでびっしり
前面パネルを外してアルミフィンを確認したところ、フィンの目がほとんど見えないほどホコリがびっしりと付着していました。

- フィンの上部から下部まで、均一にホコリの層が乗っている
- ところどころ固まりになったホコリが見られる
- ホコリの下でカビの発生が始まりかけている箇所も
アルミフィンは、エアコンが「空気を冷やす・暖める」ための心臓部です。
ここが目詰まりすると、
- 風量が弱くなる
- 設定温度までなかなか下がらない/上がらない
- 電気代が増える
- 水漏れ
といったトラブルの原因になります。
お客様も内部の状態を見てびっくり。写真撮影していただきました。
吹き出し口・シロッコファンのカビ汚れ
吹き出し口のルーバー裏やシロッコファンをライトで照らしてみると、

- ルーバーの付け根まわりに黒い点状のカビ
- ファンの羽根に、ホコリとカビが混ざった黒い汚れ
- ニオイの元になりやすい、ねっとりとした汚れ
が付着している状態でした。
お客様は定期的に自分のできる範囲内で、市販のお掃除グッズを使い、お掃除されていたようです。
自動お掃除機能はあくまでフィルター表面のホコリを軽減する機能であり、
内部の熱交換器やファン、ドレンパンをきれいに保つ機能ではありません。
そのため、使用年数が経ってきたタイミングで、プロによる分解クリーニングが必要になります。
あきる野市で行った分解クリーニングの流れ
1.周辺養生と安全確認
まずは、床や家具を保護するためにしっかりと養生を行います。
- 床一面に防水シートを敷く
- テレビや棚などの家電・家具にビニールカバーをかけて飛び散り防止
- 脚立を立てたときに作業スペースが安全に確保できるか確認
- コンセントを抜き、必要に応じてブレーカーもオフにしてから作業開始
隙間は決して広くありませんでしたが、
実際のクリアランスとパネルの開閉角度を確認し、無理のない範囲で分解可能と判断しました。
2.前面パネル・フィルター・ルーバーの取り外し
前面パネルを慎重に持ち上げ、天井に当てないよう角度を調整しながらロック部分を解除します。
その後、
- フィルター
- 上下ルーバー
- 細かい風向調整フラップ
など外せるパーツをすべて取り外し、浴室で丸洗いできるよう分別していきます。
ここまで分解すると、アルミフィンやお掃除ユニットが見えてきます。
3.お掃除ユニットまわりの分解
パナソニックのXシリーズは、お掃除ユニットの構造が複雑で、
配線・基板・センサー類が入り組んでいるため、やみくもに外そうとすると故障のリスクがあります。
今回の現場では、設置状況と作業スペースを考慮しつつ、
- お掃除ユニット周辺のカバーを外し、洗浄しやすい状態まで分解
- 配線の取り回しとコネクタ位置を写真で記録
- 基板やセンサーに水がかからないように徹底養生
といった段階まで解体し、できるだけ内部にアプローチできる形を作りました。
4.熱交換器(アルミフィン)の洗剤噴霧と高圧洗浄
本体周りをエアコン専用の洗浄カバーで覆い、
フィン全体にアルミに優しい専用洗剤をまんべんなく噴霧します。
洗剤が汚れを浮かせるまでしばらく時間を置いた後、
高圧洗浄機を使ってフィンの目に沿ってゆっくりと洗い流していきました。
最初に流れ出てきた洗浄水は、バケツの中で真っ黒に。
写真のように、バケツの底が見えないほどの濃い汚れが出てきました。
何度かすすぎ洗いを繰り返し、最終的には透明な水になるまで丁寧に洗浄を行います。
5.シロッコファン・吹き出し口の洗浄
続いて、吹き出し口の内部とシロッコファンを重点的に洗浄します。
- エアコン専用洗剤を吹き付け、カビ汚れを浮かせる
- 高圧洗浄の水流を利用し、洗剤と汚れを一気に洗い流す
ファンの汚れが落ちることで、風量アップ・ニオイの軽減・音の静かさといった効果が期待できます。
吹き出し口周りの樹脂パーツも、汚れや黄ばみを落として真っ白な状態に戻しました。
6.取り外したパーツの丸洗い
フィルター・前面パネル・ルーバーなどのパーツは浴室をお借りし、
- エアコン専用洗剤で全体を洗浄
- 細かい溝や角の汚れはブラシでかき出す
- 水でしっかりすすぎ、乾いたウエスで水分を拭き取り
といった手順で掃除しました。
ホコリとカビでくすんでいたカバーも、新品のような白さを取り戻しています。







7.組み立て・試運転・最終チェック
乾いたパーツを元通りの順番で組み立て、配線の差し忘れやビスの締め忘れがないかを確認。
その後、電源を入れて試運転を行いました。
- 送風・冷房運転で異音や振動がないか
- お掃除機能が正常に動作するか
- 吹き出し口からのニオイが消えているか
- ルーバーの開閉・風向きの動作に問題がないか
すべて問題なく、すっきりとした風と静かな運転音が戻りました。
お客様にもその場でご確認いただき、作業完了です。
クリーニング後のお客様の声
作業後、エアコンを運転していただいたところ、
- 「ニオイがなくなった無臭の風」
- 「風量がはっきり違う。弱運転でもよく効くようになった」
と嬉しいお言葉をいただき
とてもやりがいのある現場となりました。
お掃除機能付きエアコンでも定期的な分解洗浄が必要です
今回のあきる野市のお客様のように、
- 「お掃除機能付きだから大丈夫だと思っていた」
- 「買ってから一度もエアコンクリーニングをしていない」
- 「フィルターはキレイだけどニオイが気になってきた」
という方はとても多くいらっしゃいます。
しかし実際には、
- 自動お掃除機能はフィルター表面のホコリを軽減するだけ
- 熱交換器・ファン・ドレンパンは通常のエアコンと同じように汚れる
- 使用環境によっては、1〜2年でカビやニオイが発生することもある
といった現状があります。
特に、リビングで長時間使用しているエアコンや、ペットと暮らしているご家庭などは、
1年に一度の分解クリーニングを目安にされると安心です。
東京都あきる野市周辺でエアコンクリーニング業者をお探しの方へ
クリーンプラスワンでは、今回ご紹介したパナソニック CS-X567C2-Wをはじめ、
- 各メーカーのお掃除機能付きエアコン
- 通常の壁掛けルームエアコン
- 天井カセット形・天井吊形などの業務用エアコン
まで幅広く対応しております。
「他社に断られてしまった」「天井との距離が近い」「機種が古くて不安」など、
気になる点がありましたら、まずは設置状況の写真をお送りいただくだけでも構いません。
機種と状況を確認し、できる限り安全な方法での作業可否をご提案させていただきます。
東京都あきる野市・福生市・昭島市・青梅市周辺でのエアコンクリーニングは、
株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)にお任せください。



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