こんにちは。株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)の小野澤です。
今回は東京都八王子市片倉町で施工させていただいた、富士通ルームエアコン AS-A289H(2019年製)ノーマルエアコンの分解クリーニングの事例をご紹介します。
お部屋にお住まいになってから約6年が経過して初めてのエアコンクリーニング。
夏場に送風口から白い粉のようなホコリが飛ぶようになり、ご自身でお掃除を試されたものの、内部の汚れまでは取りきれず、今回ご依頼いただきました。
同居されている彼女さんが喘息持ちとのことで、
「エアコンをつけると咳が出たり、苦しそうで…」と、とても心配されていました。
実はこのようなケースでお悩みのお客様、キッカケにエアコンクリーニングをご依頼いただくお客様、とても多いんです。
作業後は「これで安心して冬も夏もエアコンが使えます!」と、たいへん喜んでいただけました。
ご依頼内容と設置状況

- エリア:東京都八王子市片倉町
- エアコン:富士通 ルームエアコン AS-A289H(冷房能力2.8kW)ノーマルタイプ
- 製造年:2019年製
- 使用年数:ご入居から約6年・初めての分解洗浄
- 設置場所:お部屋の長辺側の壁面、コンセント横の標準設置
室内機の周りには家具などは少なく、作業スペースは確保しやすい環境でしたが、
6年間一度も専門洗浄をしていないこともあり、送風ファンや吹き出し口にはしっかりと汚れが溜まっていました。
クリーニング前の状態

送風ファンにびっしり付着したホコリとカビ
カバーを外して送風口の中をライトで照らしてみると、
送風ファンの羽根1本1本に、白っぽいホコリと黒いカビ汚れがびっしり付着している状態でした。

夏場に「粉が飛ぶ」と感じられていたのは、
このホコリとカビがエアコンの風に乗って室内に飛散していたことが大きな原因と考えられます。
ご自身でのお掃除も限界に…
お客様は市販のスプレーやブラシを使ってご自身でもお掃除を試されたそうですが、
送風ファンの奥や上下左右のルーバー裏側まではどうしても手が届かず、途中で断念されたとのことでした。
表面についたホコリだけを落とすと、一時的にはきれいに見えますが、
固まったカビや油分、スプレーの薬剤が残ったままだと、時間が経ってまた粉状になって飛んでしまうことがあります。
熱交換器(アルミフィン)の状態

前面パネル・フィルターを外すと、熱交換器(アルミフィン)は、埃がついているものの状態はとても良かったです。
フィンの奥までホコリが入り込むと、冷暖房効率の低下やニオイの原因になります。
今回の分解クリーニングの流れ
1.前面パネル・フィルター・ルーバーの取り外し
まずは前面パネル・フィルター・ルーバーなど、お客様の目に触れる部分をすべて取り外します。
樹脂パーツはお風呂場をお借りしました。専用洗剤とブラシを使って丁寧に丸洗いしました。
2.本体カバーを外して内部を露出!
本体カバーを外し、基板周りをしっかり養生したうえで、
熱交換器と送風ファンをむき出しの状態にします。

AS-A289Hはシンプルなノーマルエアコンとはいえ、
基板や配線が右側に集中しているタイプなので、電装部に水がかからないように慎重に養生します。
3.エアコン専用洗剤で熱交換器と送風ファンを洗浄
内部の状態を確認したうえで、
エアコン内部専用の洗剤を全体に噴霧 → 浸透させ → 高圧洗浄機で一気にすすぎました。
- 熱交換器:フィンの目に沿って均一に洗剤を塗布し、高圧洗浄で奥までリンス
- 送風ファン:羽根の裏側まで洗剤を行き渡らせ、しっかりと汚れとカビを分解
- ドレンパン周り:ぬめりや黒カビを高圧洗浄で徹底洗浄!
すすぎの工程では、洗剤分が残らないようにたっぷりの水で繰り返しリンスしていきます。
今回は喘息持ちの方がいらっしゃるご家庭ということもあり、いつも以上にすすぎの回数を増やして仕上げました。
4.洗浄後の汚水チェック
回収された汚水は、バケツの中で真っ黒に近い色になっていました。
6年間蓄積されたホコリ・カビ・皮脂汚れなどが、一気に洗い流された証拠です。

5.パーツの組み立て・試運転
十分に乾燥させたあと、取り外したパーツを元通りに組み付け、動作確認を行います。
- 送風モードでの異音チェック
- 冷暖房運転での水漏れの有無
- ルーバーの開閉・風向き切り替えの動作
お客様にも一緒にご確認いただき、「さっきまでのカビ臭さがなくなりましたね」と安心していただけました。
洗浄後の様子
送風ファン(シロッコファン)の変化
作業前は、ファンの羽根1本1本に白い粉状のホコリと黒いカビが固まっていましたが、
洗浄後は樹脂本来の黒い色がはっきり見える状態までスッキリ仕上がりました。

熱交換器(アルミフィン)の変化
ところどころ薄くくすんでいたフィンも、
洗浄後はフィンの目がしっかりと立ち、光が均一に反射する状態になりました。

パネル・フィルターの変化
取り外したパネルやフィルターも、細かな溝までブラシで洗浄。
ホコリっぽかったフィルターも目詰まりが解消され、風の通りがスムーズになっています。

喘息持ちのご家族がいるご家庭こそ、定期的なエアコンクリーニングを
今回のお客様のように、ご家族に喘息やアレルギーをお持ちの方がいらっしゃる場合、
エアコン内部のカビやホコリはできるだけ早めにリセットしておきたいところです。
- エアコン使用中に咳が出る
- ノドがイガイガする・目がかゆくなる
- 吹き出し口から粉のようなものが飛ぶ
- 久しぶりにエアコンをつけたらカビ臭い
こういった症状が出ている場合は、内部のカビがかなり進行しているサインかもしれません。
ご家庭でのフィルター掃除だけではどうしても限界があるため、2〜3年に1回程度のプロによる分解洗浄をおすすめしています。
まとめ|「粉が飛ぶ」「喘息がつらそう」と感じたら、お早めにご相談ください
今回は、八王子市片倉町での富士通AS-A289H ノーマルエアコンの分解クリーニングの事例をご紹介しました。
- ご入居から約6年・初めての専門クリーニング
- 送風口から粉が飛ぶ・カビ臭さが気になる状態
- 分解洗浄で送風ファン・熱交換器・ドレンパンまで徹底洗浄
- 喘息持ちの彼女さんも「これで安心して使える」と喜んでいただけた
同じように、
- 「夏に粉のようなホコリが飛んでくる」
- 「エアコンをつけると咳が出る・苦しそう」
- 「自分で掃除したけれど、奥の汚れがどうしても取れない」
とお困りの方は、ぜひ一度CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)にご相談ください。
エアコンの状態やご家族の体質に合わせて、最適なクリーニング方法をご提案させていただきます。



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