こんにちは。株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)の小野澤です。
今回は横浜市栄区にて、エアコンからの臭い(ニオイ)でお困りのお客様よりご相談をいただき、エアコンクリーニングを実施しました。
今回のご相談は少し特徴的で、
夏にエアコンクリーニングをしたばかり。
にもかかわらず、エアコンクリーニングから割とすぐ。臭いぶり返す。というケース。
室内機が養生で密封されている状態で、臭いに対するストレスの大きさが伝わってきました。
結論から言うと、分解して確認したところエアコン本体内部は比較的きれいでした。
臭いの原因は、いわゆるエアコン室内機内部のカビではなく、ドレンホース(排水ホース)内部の汚れ・滞留水が主因。
設置が隠蔽配管、さらに室外側の排水が地面に埋め込まれた形状だったため、排水経路の臭いトラブルが起こりやすい条件でした。
この記事でわかること
- 「洗ったばかりなのに臭いが戻る」代表的な原因
- 隠蔽配管・地中埋設排水で臭いが出やすい理由
- 今回の作業内容(ノーマル/ファン/ドレンパン/ドレンホース/室外機)
- 臭いを再発させにくくする使い方・メンテナンスのコツ
今回のエアコン情報(型番・年式)

- メーカー:ダイキン
- 室内機:F22KTPS-W
- 室外機:R22KPS
- 製造年:2010年製
- 施工内容:ノーマル分解/ファン洗浄/ドレンパン洗浄/ドレンホース洗浄/室外機洗浄

ご依頼内容|夏に清掃したのに「また臭い」…なぜ?
「夏に清掃したばかりなのに臭いがする」という場合、原因は大きく分けて以下のどれかに当てはまることが多いです。
- 本体内部以外(ドレンホースや排水経路)が原因
- 施工範囲の問題(見える範囲だけで、臭いの発生源に届いていない)
- 使い方・環境要因(加湿・換気・室内の臭い・湿度など)
- 排水の流れが悪い(滞留・逆流・詰まり)
- 室外機空気の逆流
今回は、臭いの出方と設置条件から、まず排水経路(ドレン系)を疑い、分解点検で切り分けを行いました。
※密封は気持ちとしては分かりますが、臭いの元が残っていると根本解決になりません。原因を特定して対処するのが最短です。
設置状況|隠蔽配管+地中埋設排水が臭いトラブルを起こしやすい理由
今回の現場は隠蔽配管(配管が壁の中を通る)で、さらに室外側の排水が地面に埋め込まれた形状でした。
この条件だと、以下のようなことが起こりやすくなります。
- 排水出口が見えない/点検しにくい → 詰まりや滞留を発見しづらい
- 地中側に汚れが溜まりやすい → ぬめり・腐敗臭の原因になる
- 負圧や風で臭いが逆流 → 室内へ上がってくることがある
- 雨の日に臭いが強い → 地面側の湿気・臭いが影響しやすい
「エアコン本体はきれいなのに臭い」という時、まさにこのドレンホース内部の汚れが盲点になりがちです。
分解点検|内部はきれい。でも臭いの出どころは別だった
分解して内部を確認したところ、熱交換器や送風経路は比較的きれいで、
夏の清掃が効いている状態でした。
ここで重要なのが「臭い=カビ」と決めつけないこと。
設置条件(隠蔽配管・埋設排水)から、今回はドレン系の可能性が高いと判断しました。
臭いの原因|ドレンホース内部の汚れ・滞留水
エアコンは冷房運転をすると内部で結露し、ドレンパンに水が溜まり、ドレンホースから屋外へ排水されます。
ところがドレンホース内に
- ぬめり
- ホコリ・微細なゴミ
- 滞留水
があると、そこが臭いの発生源になり、運転時に空気の流れや負圧の影響で、臭いが室内へ上がってくることがあります。
特に今回のように排水出口が地中埋設だと、出口側の状況によっては滞留しやすく、臭いトラブルが起きやすい傾向があります。
今回の作業内容|ノーマル+ファン+ドレンパン+ドレンホース+室外機洗浄
養生
床・壁・周囲を養生し、エアコン本体には専用の洗浄カバーを装着。
臭い案件は洗浄範囲が広がることもあるため、最初にしっかり養生してから作業に入ります。
送風ファンの洗浄
臭いの原因がドレンホース寄りでも、ファンや送風経路に汚れが残っていると再発の原因になりやすいため、必要範囲を洗浄します。
「臭いの切り分け」をしたうえで、やるべき箇所を外さないのが大切です。

今回、分解点検の際に送風ファンとモーターの付け根(軸まわり)に錆が見られました。
もちろん設置環境や結露条件でも錆が出る可能性は0では無いと思います。しかし本来はグリスが塗ってあり、錆びないようになっています。
今回の状態から見て、過去のエアコンクリーニングでアルカリ性洗浄剤を使用し、十分にリンス(すすぎ)ができていないことによる洗剤残留が疑われる状況でした。
洗剤が残留すると金属部が腐食しやすくなり、錆の進行や固着の原因になりますし、回転部に負担がかかって電気代の増加・異音・振動・劣化につながることもあります。また洗剤成分が奥へ回り込むと、モーター周辺へ影響する恐れもゼロではありません。特にファン軸付近は構造的に洗剤が残りやすいポイントで、リンス不足のままだと残った成分が水分(結露水)と反応して腐食が進む可能性があります。さらに洗剤が残ったまま乾燥→運転を繰り返すと、状況によっては微量成分が風に乗りやすくなることもあり、敏感な方は喉・鼻の違和感などにつながる場合もあるため注意が必要です。当店では必要以上に強い洗剤に頼らず汚れの種類に合わせて使い分け、リンス(すすぎ)を十分に取り、洗剤を残さない洗い方を徹底しています。
なお、錆の原因は環境・使用状況でも起こるため断定ではなく、現場状況から可能性が高い説明としてお伝えしています。
熱交換器、ドレンパン洗浄
ドレンパンは結露水が溜まる場所。ぬめりがあると臭いの元になりやすいので、しっかり洗浄します。




④ ドレンホース洗浄(今回のメイン原因)
今回の臭いの主因はドレンホース内部。
隠蔽配管・埋設排水は状況次第でリスクが変わるため、状態確認→手順を選定→安全に洗浄という流れで進めました。


※埋設形状は、やみくもに作業すると逆にトラブルが起きることもあります。現場状況を見極めて対応します。
室外機洗浄
室外機は環境によって汚れ方が変わり、汚れが強いと熱交換効率が落ちて負荷が上がることがあります。
今回は分解洗浄を、行いました。運転効率の面も整えました。



施工後|臭いが解消し、お客様にも喜んでいただけました
清掃後は試運転を実施し、臭いが出ないことを確認。
お客様にも実際に風を確認いただき、「臭いがなくなった!」と喜んでいただけました。
今回のように、エアコン内部がきれいでも臭いが出るケースはあります。
「洗ったのに臭い」場合は、排水経路(ドレンホース)の点検・洗浄が改善のカギになることが多いです。
臭いを再発させにくくするコツ(今日からできる)
- 冷房運転の最後に送風(内部乾燥)を入れて水分を残さない
- フィルター清掃を定期的に(ホコリは細菌のエサになります)
- 雨の日に臭う場合は排水系が怪しい(早めに相談)
- 排水が出ていない・弱い時は詰まりや滞留の可能性
- 加湿器を強く使う環境は、臭いが出やすくなることがある
よくある質問(FAQ)
Q. 夏に洗ったばかりなのに、なぜ臭いが出るんですか?
A. 内部の洗浄不足・洗剤残留・ドレンホース内の汚れ・滞留水が原因の場合があります。特に隠蔽配管や埋設排水、逆勾配設置の場合は起こりやすいです。
Q. 市販のドレンホースクリーナー(ポンプ)で直りますか?
A. 軽度なら改善することもありますが、汚れが奥にある・埋設形状・逆流傾向がある場合は改善しないことも。症状が続くならプロによる点検がおすすめです。
Q. 隠蔽配管でも洗浄できますか?
A. 可能なケースが多いですが、現場条件でリスクが変わるため、状況確認のうえ最適な手順で対応します。
Q. 室外機洗浄は必須ですか?
A. ほとんどの場合必須ではありませんが、環境によって汚れが強い場合は効率低下につながることがあります。必要性は現場で判断します。
横浜市栄区で「エアコンの臭い」にお困りの方へ
「夏にクリーニングしたのに臭う」「運転開始直後だけ臭い」「雨の日に臭いが強い」など、
臭いの出方によって原因は変わります。
当店では、現場状況(隠蔽配管・埋設排水など)まで含めて確認し、
ファン・ドレンパン・ドレンホース・室外機まで、必要な範囲を見極めて丁寧に対応します。
横浜市栄区周辺でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



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