「ベランダ掃除をしたいけど、両脇が他の部屋で水を流すのが心配…」
「うちの排水溝、隣の部屋の敷地にあるみたい…？」
マンションやアパートなど集合住宅では、ベランダの構造上「水が隣室に流れてしまう」問題がよくあります。誤った掃除をすると、思わぬご近所トラブルにつながることも。
今回は、排水トラブルを防ぎつつ、安全にベランダをキレイにする方法をわかりやすくご紹介します。
なぜ隣の部屋に水が流れる？ベランダ構造の落とし穴
マンションのベランダでは、次のような構造になっていることが多いです。
- 排水口がベランダの端にある → 水が自然と隣へ流れていく
- 排水経路が共有 → 隣室側の排水溝に水が流れていく
- 仕切り板の下が空いている → 水がそのまま隣室の床へ漏れる
こういった造りでは、掃除で水を流すと「気づかないうちに隣人宅に流入していた」というケースも珍しくありません。
よくあるトラブル事例
- 掃除中に水が隣のベランダに流れてしまい、洗濯物が濡れてクレーム
- 排水口が隣室側にあり、ゴミが詰まって水が溜まり逆流
- 鳩のフンや洗剤の泡が隣の床に流れ込んでトラブルに
対策！水を流さずにできる安全なベランダ掃除方法
1. ゴミを手作業で回収する
まずはホウキやちり取りでホコリや葉っぱなどのゴミを除去。排水口にゴミが溜まると、雨の日に逆流する恐れがあります。
2. 雑巾＆バケツの湿拭き掃除
水をバケツに少量入れ、中性洗剤を溶かして雑巾やモップで拭き掃除。“流す”のではなく、“拭き取る”ことで水の移動を防げます。
3. 部分汚れはブラシで対応
鳥のフンや黒ずみなどは、ピンポイントで洗剤を使ってこすり、汚れを浮かせてから雑巾で吸い取ります。
4. 防水シートやタオルで境界カバー
隣室との仕切り板下に隙間がある場合は、濡れタオルやシートで軽くふさいで、水が流れないようにしておくと安心です。
隣人とのトラブルを防ぐポイント
- 掃除の時間帯に配慮：洗濯物が干されていない時間帯（午前中など）に行うのが理想
- 事前に一言伝える：水を使う必要がある場合は、ひと声かけると好印象
- 使用する水は最小限に：バケツ1杯ずつなど、コントロールできる水量で掃除する
まとめ｜排水構造に注意すれば、安心して掃除できる！
排水口が隣の部屋側にある、あるいは水が流れてしまいそうな構造でも、水を流さない掃除法やちょっとした配慮を取り入れるだけで、十分に清潔なベランダを維持できます。
掃除を通して気持ちよく暮らすためにも、「ご近所への気配り」は忘れずに。
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