こんにちは。神奈川県厚木市を中心にエアコンクリーニングを行っている株式会社CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)の小野澤です。
今回は、厚木市内のご自宅リビングに設置されたシャープ製お掃除機能付きエアコン(AY-D71SX-W・2014年製)のクリーニング事例をご紹介します。
厚木市のエアコンクリーニング施工事例は多数ございます。こちらからご覧いただけます。
設置から年数が経っているものの、専門業者によるクリーニングは今回が初めて。
エアコンの中が汚れている。とご相談いただき、点検したところ、吹き出し口にはホコリやカビが、分解した所エアコン内部には虫のフンと思わ れる黒い粒状の汚れが多く付着していました。
今回のエアコンの状況とご相談内容

- 機種:シャープ AY-D71SX-W(お掃除機能付き)
- 製造年:2014年製
- 設置場所:ご自宅リビング
- 使用状況:夏場はほぼ毎日使用、冬も暖房で利用
- これまでのクリーニング歴:フィルター掃除のみ(プロによる分解洗浄は初めて)
実際にカバーを開け、内部を確認すると、熱交換器やパネル内側にホコリが溜まり、また、虫のフンと思われる黒い粒も点在している状態でした。

なぜエアコン内部に虫のフンが溜まるのか?
虫のフンがエアコン内部に溜まってしまう原因として、次のような要因が考えられます。
1. 外からの侵入経路がある
- ベランダ側の窓を開ける機会が多い
- 網戸の隙間やドレンホースから小さな虫が侵入
- 室内の灯りに虫が集まり、エアコンの吸い込み口から入り込む
2. エアコン内部は「暖かくて湿った」虫の居心地の良い環境
- 冷房運転時は内部が結露して湿度が高くなる
- 停止後は温度が上がり、暗くて狭い空間になる
- ホコリやカビがエサになることもある
3. お掃除機能では虫のフンまでは取り除けない
お掃除機能付きエアコンは、フィルター表面のホコリを自動でかき集める機能がメインです。
虫のフンや死骸、熱交換器やファンに付着したカビ汚れは、自動掃除機能の範囲外となります。そのため、見えない内部にどんどん汚れが蓄積してしまうのです。
シャープお掃除機能付きエアコンの分解工程
安全のため電源を落とし、周囲をしっかり養生したうえで分解を進めていきます。
1. 外装パネル・フィルターの取り外し
前面パネル・ルーバー・フィルターを取り外し、内部の状態を確認します。
吹き出し口周りには、ホコリと一緒に虫のフンが点在。フィルター自体は定期的に掃除されていたようですが、その奥の部分には手が届かないため汚れが残っている状態でした。
2. お掃除ユニットの分解
シャープのAY-D71SX-Wは、お掃除ユニットや配線が複雑な構造です。コネクターの位置や配線の取り回しを一つずつ確認しながら、ユニットを取り外します。
- フィルター自動昇降用のローラー
- ダストボックス周り
- モーター・センサー配線
これらを丁寧に分解すると、ユニットの溝や裏側に黒い粒状の汚れがたくさん溜まっていました。これが今回のニオイの大きな要因です。


3. 熱交換器(アルミフィン)の状態

お掃除ユニットを外すと、熱交換器(アルミフィン)の全体像が見えてきます。
一部の段には、帯状にホコリが絡みついており、フィンの目がふさがっている部分もありました。目詰まりすると
- 冷暖房効率の低下
- 電気代アップ
- 結露の増加 → カビの発生
につながるため、しっかりと洗浄していきます。
高圧洗浄で虫のフンとカビを一気に洗い流す
1. 専用洗剤の噴霧
まずは熱交換器全体にエアコン専用洗剤をまんべんなく噴霧します。
アルミを傷めない濃度に調整した洗剤を使用し、ホコリ・カビを浮かせていきます。
2. 高圧洗浄でフィンの奥まで洗浄
一定時間置いて汚れが浮いたところで、高圧洗浄機を使って洗い流します。
フィンの目に沿ってノズルを動かし、奥に隠れていた汚れや虫のフンを一気にすすぎ落とします。
3. シロッコファン・吹き出し口・ドレンパンも徹底洗浄

風を送り出すシロッコファンや吹き出し口周り、ドレンパンも洗剤でしっかり洗浄します。
カビやヌメリ、黒い粒状の汚れも高圧洗浄機で流していきます。
バケツに溜まった汚水の状態
洗浄後、バケツに溜まった汚水を確認すると、全体が濃いグレー〜黒色。水面にはうっすらと油膜が張り、底には小さな砂粒のような沈殿物が溜まっています。
これらは
- 長年蓄積したホコリ
- カビの塊
- 虫のフンや細かいゴミ
が混ざったものです。
お客様にも実際に汚水をご覧いただき、汚れてますね、と大変驚かれていました。

クリーニング後の組み立て・最終チェック
十分にすすぎと乾燥を行ったあと、取り外したパーツを元通りに組み立てていきます。
配線やコネクターを一つずつ確認し、お掃除ユニットも正確な位置に戻します。
- 送風テストで異音がないか
- お掃除運転が正常に作動するか
- ドレンからの排水に異常がないか
などをチェックし、最後にお客様と一緒にニオイ・風量・風の質を確認して作業完了です。






ビフォーアフターの変化
- 吹き出し口から見えていた黒い粒がきれいに消えた
- 風量がアップし、体感温度の下がり方が早くなった
- 運転開始時のイヤなニオイがほとんど気にならなくなった
「お掃除機能付きだから安心」は危険?内部洗浄が必要なサイン
お掃除機能付きエアコンでも、次のような症状が出てきたら内部洗浄のサインです。
- 運転を始めるとカビ臭・生乾き臭がする
- 吹き出し口の奥に黒い点・粒が見える
- 風量が弱くなった気がする
- お掃除ランプは点くのに、フィルターの汚れが取れていない
- 使用年数が5年以上で、一度も分解クリーニングをしていない
こうしたサインを放置すると、
- カビやホコリを含んだ空気を吸い続けることによる健康リスク
- 冷えづらい・暖まりづらい → 電気代が増える
- ドレン詰まりや水漏れトラブル
につながることがあります。
特に小さなお子さまやご高齢の方がいらっしゃるご家庭では、定期的なプロクリーニングをおすすめします。
厚木市で多いエアコンクリーニングのご相談
厚木市周辺では、今回のような
- 虫のフン・小さな黒い粒が気になる
- 築年数が経ったお住まいで、エアコン内部のカビやニオイが不安
- お掃除機能付きエアコンの構造が複雑で、自分では分解できない
といったご相談を多くいただきます。
川沿い・緑の多いエリアでは、どうしても小さな虫が入りやすく、虫のフン+ホコリ+カビが混ざった汚れになりやすい傾向があります。
市販スプレーだけでは内部の奥まで届かず、かえってトラブルになるケースもあるため注意が必要です。
エアコンを長く清潔に使うためのポイント
1. フィルター掃除は2週間〜1か月ごとが目安
お掃除機能付きでも、年に数回はカバーを開けて目視確認することをおすすめします。フィルター周りや吸い込みグリルにホコリが溜まっていたら、掃除機で吸い取るだけでも効果があります。
2. 冷房使用後は「送風運転」で内部乾燥
冷房を止める前に、30分〜1時間ほど送風運転をすることで、内部を乾燥させカビの発生を抑えられます。内部クリーン機能が付いている機種は、できるだけその機能を活用しましょう。
3. プロの分解クリーニングは1〜2年ごとがおすすめ
使用頻度や環境にもよりますが、1〜2年に一度を目安に、プロによる分解洗浄を行うと安心です。
特に
- 小さなお子さま・ご高齢の方がいるご家庭
- ペットを飼われているお部屋
- タバコを吸われるお部屋
では、汚れの蓄積が早いため、早めのクリーニングをおすすめします。
厚木市でシャープお掃除機能付きエアコンのクリーニングならCLEAN PLUS ONEへ
クリーンプラスワンでは、今回ご紹介したシャープAY-D71SX-Wをはじめ、各メーカーのお掃除機能付きエアコンの分解クリーニングに多数対応しています。
- お掃除ユニットの分解洗浄
- エアコン内部の高圧洗浄
- 虫のフン・カビ・ホコリの徹底除去
- 設置状況に応じた完全分解(対応可否は現場で判断)
「虫のフンが落ちてきて不安」「お掃除機能付きでも本当にキレイなのか心配」といったお悩みがありましたら、
神奈川県厚木市のエアコンクリーニングは、株式会社CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)にぜひお任せください。



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