こんにちは!株式会社 CLEAN PLUS ONE の小野澤です。本日はお掃除屋さんの必需品、ウエスについてのお話です。いい雑巾無いかなー?とお探しの方はぜひ読んでみてください。
掃除の仕事をしていると、洗剤や機材と同じくらい、仕上がりに影響するのが、タオル(ウエス)です。
これまでいろいろなタオルやマイクロファイバーを試してきましたが、最終的に今、僕がほぼメインで使っているのはこの5種類に落ち着きました。
✔︎普通の中古タオル(フェイスタオル・バスタオル)




それぞれの特徴や使いどころ、メリット・デメリット、そして僕なりのこだわりをまとめていきます。
ウエス選びのこだわり
仕事で使うタオルは基本的に薄手〜中厚くらいをメインにしています。(一部例外有り)
フカフカで厚手のタオルは現場では正直使い場所が限定されます。
厚すぎると「ぎゅっ」と掴みにくい
蛇口まわり・サッシのレール・細い配管など、細かい部分に当てづらい
硬く絞りにくい(絞ったときに水が抜けにくい)
乾きも遅い
そのため、細かい部分の拭き上げや仕上げには厚手タオルはほとんど使いません。
ただし例外として、厚手のタオルが活躍する場面もあります。
✔︎靴裏・足拭き
✔︎浴室・玄関・ベランダなど広範囲の水切り
✔︎床・天板などの簡易養生
こういった用途では、逆に、大きいバスタオルや厚手のタオルがちょうどよく、僕もここでは厚めのタオルを使っています。場所取るのが難ですが😅
タグはすべて切る
もう一つのこだわりが、タグは全部切ることです。
1日に何度も洗って絞って拭いてを繰り返すわけですが、なんだか目障りで、邪魔で地味にストレスなんですよね😅
なので、現場で使うタオル・マイクロファイバーは、事前にタグをすべて切ってから投入しています。
これだけでも、作業効率、と気持ちが変わります。
普通の中古タオル
最終ふき上げ・乾拭きの本命
ホテルタオルやフェイスタオル・バスタオルなどをウエスとして使用しています。
僕の中では、主に最終仕上げのふき上げ(乾拭き)担当です。
普通タオルを仕上げに使う理由
マイクロファイバーより拭き跡が残りにくい ガラス・鏡・ステンレスの最後のひと拭きにちょうどいい 硬めのマイクロファイバーのような「キュッ…」という引っかかりが少ない
マイクロファイバーは汚れを取る力は非常に強いですが、
「最後のツヤ出し」「拭き筋を消す」という意味では、普通のタオルに分がある場面も多いです。
特に、
カウンターやテーブルの最終仕上げ 洗面台の天板 鏡やガラスの「最後のひと拭き」
こういったところは、普通のタオルで乾拭きするのが一番安定します。
カークランドのマイクロファイバー
コストコなどで手に入るカークランド(KIRKLAND)のマイクロファイバータオルです。
カークランドの強み
✔︎吸水性がかなり高い
✔︎汚れのキャッチ力も非常に強い
そのため、
浴室の水滴を一気に拭き取りたいとき キッチンのステンレスやシンクをぐっと仕上げたいとき 作業の後半で「一気にきれいな状態まで持っていきたい場面」
では抜群に使いやすいタオルです。
「乾いたまま」だと吸わない問題
カークランドには、少し癖があります。
乾いた状態からいきなり使うと、 「思ったほど水を吸ってくれない」と感じることが多い 一度しっかり水を吸わせて、ギュッと絞ってから使うと本領発揮するタイプですねー
体感としては、
まずしっかり濡らして、きつく絞ってから使う
このワンアクションを入れるだけで、吸水力と拭き取りの安定感が全然違います。
その一方で、
乾いたままのカークランドで乾拭きしようとすると、どうしても吸いが悪く感じる
というのも正直なところです。
乾拭き・最終仕上げに関しては、やはり普通のタオルの方がきれいに決まりやすいと感じています。
ハーフウェット運用と、その代償
洗濯・脱水したカークランドを、あらかじめ濡れた状態(ハーフウェット)で大量に現場に持っていく人もいます。それだけ「濡らして絞って使う」という前提がマイクロファイバーにはある、ということだと思います。
しっかり脱水してあれば、
現場に着いてすぐ使える 吸水も安定していて、作業効率は良い
というメリットがありますが、
ガチ本気で何度もきつく絞って使っていると、どうしても体力の消耗は早くなります(笑)
なので僕は、
カークランドは中盤〜仕上げ寄り担当 乾拭きは普通タオルに任せる
という役割分担にして、必要以上に酷使しないようにしています。
汚れすぎた場所では使わない
カークランドのもう一つの注意点は、
ホコリ 髪の毛 砂 外周りの葉っぱ・細かい枝
などが毛足の中に絡むと、すすいでもなかなか取れないという点です。
結果として、
すぐゴワつく 毛先にゴミが残ったままになりがち
ということが起こります。
そのため、僕はカークランドを
✔︎いきなり一番汚れているところに突っ込まない
✔︎ある程度きれいになった場所の中盤〜仕上げ寄り担当
として使っています。
商品リンク貼ってありますが、コストコで買うのが1番お得です!
最近、青色が復刻したみたいです☺︎
Amazonベーシックのマイクロファイバー
毛足短め・タフで“汚れゾーン担当”
Amazonでまとめ売りされている毛足短め・薄手のマイクロファイバータオルもよく使っています。
特徴
カークランドに比べるとキャッチ力は少し弱い その代わり、汚れが落ちやすく、洗ってすぐ使える 乾きも早く、ローテーションを組みやすい
向いている場所
マンション・アパートの共用部の拭き掃除 手すり・巾木・サッシのレールなど、ホコリやゴミが多い場所 少し荒れた現場の「最初の拭き取り」
といった、汚れ多めエリア担当としてかなり使いやすいです。
ガンガン使って ガンガン洗って ダメになったら入れ替える
という消耗品としての運用がちょうどいいと思っています。
カラー展開のメリット・デメリット
Amazonのマイクロファイバーは、複数色セットで販売されることが多く、まとめ買いしやすいのはメリットです。
ただ、正直なところ、
白色は汚れが目立ちすぎて現場では中々使いにくい 「まだ使えるけど見た目が気になる」という状態になりがち。
最終仕上げ用にするとしても、同じだけ枚数届くので余ります(笑)
ダイソーのマイクロファイバー
気軽に買えて捨て覚悟でも使いやすい一軍サブウエス
最後は、100円ショップのダイソーのマイクロファイバーです。
良いところ
✔︎とにかく手に入りやすく万が一の時にも現場近くでサッと買い足せる
✔︎コスパが良く、心理的に「遠慮なく使い倒せる」
✔︎セブンイレブンでたまに買えるのも良い点です!
サイズは2種類あり、小さいサイズ と大きいサイズ(大判)
がありますが、僕は大判の方をメインで使っています。
耐久性はAmazonベーシックのマイクロファイバーと同じくらいです。
コスパ良いとは思っていますがAmazonでまとめ買いした方が全然安いです!
汚れた現場でガンガン使い 何度も洗い ダメになったら気持ちよく入れ替える
というサイクルで回せるので、
「今日は汚れが強そうだから、捨て覚悟で使いたい」
みたいな日には、カークランドでは無く、Amazonベーシックやダイソーのマイクロファイバーが非常に便利です。
気軽に使い倒せる一軍サブという立ち位置です。
コージードライタオル
このタオルは、オススメです。
吸水力に全振りしたウエスです。ドライな状態からでもスッと水を吸い込んでくれ、しっかりと絞れば簡単な拭きあげ作業も可能。
20cm×20cmのミニタイプが8枚入りで3520円。高級タオルですがオススメです!
僕は一通りサイズ試しましたが1番小さいのがお気に入りです。シンクの拭きあげやエアコンカバーの拭きあげに使用してます!
ただひとつ、欠点と言いますか、輪っかが大きく使用しているとどうしても引っ掛けてほつれるのが悲しい点です。
まとめ|4種類の役割分担と考え方
最後に、僕が現場で実際にやっているウエスの役割分担を整理します。
■ 共通ルール
厚手すぎるタオルは基本使わない
細かい拭き上げや仕上げは「薄手〜中厚」
例外的に厚手を使うのは、 靴裏・足拭き/広範囲の水切り/養生代わり
タグはすべてカットしてから使用!
■ 4種類の主な役割
普通の中古タオル → 最終仕上げの乾拭き担当。 → ガラス・鏡・ステンレス・天板などの「最後のひと拭き」に最適。
カークランドのマイクロファイバー → 吸水力・キャッチ力重視の中盤〜仕上げ担当。 → 一度しっかり濡らして、ギュッと絞ってから使うと本領発揮。 → 乾いたままの吸水には向かないので、乾拭きは普通タオルに任せる。 → 汚れすぎた場所では使わず、ある程度きれいになったところで使う。
Amazonのマイクロファイバー(毛足短め) → 汚れ多めの場所をガンガン攻める汚れゾーン担当。 → 共用部・手すり・巾木・サッシなどに向いている。 → ダイソーと耐久性はほぼ同じ。色は濃いめ推奨。
ダイソーのマイクロファイバー → どこでもすぐ買えるサブの主力→
汚れの強い現場や、捨て覚悟で使いたい日にも遠慮なく投入できる。
タオルやマイクロファイバーは、「とりあえず安いのを買ってきて使う」でも掃除自体はできますが、
種類と使い分けを少し意識するだけで、仕上がりも作業スピードもかなり変わります。毎日使うものなので☺︎
一般のお客様だけでなく、これからウエスを揃えたい方や、今使っているタオルにモヤっとしている方の参考になれば嬉しいです。



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