こんにちは。株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)の小野澤です。
今回ご紹介するのは、東京都あきる野市 にお住まいのお客様よりご依頼いただいた、三菱霧ヶ峰ノーマルエアコンの水漏れ改善クリーニングの詳細事例です。
お客様からお問い合わせいただいた時点で、次のような症状が発生していました。
- 昨年夏、冷房運転中に突然の水漏れが数回発生
- しばらくすると自然に止まる
- 原因が分からず、シーズンオフまで放置していた
- 今年の夏を迎える前にしっかり改善したい
水漏れが発生したり、直ったりする場合、ドレンパンやドレンホース内部の詰まりや汚れが原因である可能性があります。今回はその典型的なパターンでした。
■ 水漏れが起きる仕組みを分解|原因は 詰まり!
エアコンは冷房運転時、室内機内部の熱交換器(アルミフィン)が結露し、多量の水が発生します。この水はドレンパンという受け皿を通り、ドレンホースから屋外へ排出されます。
しかし、以下のような原因で流れが塞がると…
- ホコリ・カビが塊になって流れない
- スライム状の汚れ(雑菌の膜)が成長
- 外側のホースに泥が溜まって閉塞
- ホースの傾斜不足・折れ曲がり
- 虫(クモ・ダンゴムシ・ナメクジ等)の侵入
内部の水が逆流し、吹き出し口や本体下部からポタポタと漏れ始めます。
故障ではなく「汚れが原因」の場合がほとんどで、早めに処置すれば確実に改善できます。
事前点検でわかったこと
お伺い後、まず試運転。状況を確認すると、
- 吹き出し口に黒カビあり
- 熱交換器に薄いホコリ層
このような状況でした。
■ ビフォーの写真





洗浄開始|ドレンホース貫通作業
水漏れ改善の最初の工程は、ドレンホースの貫通作業です。
この工程を行ってからでないと、清掃中に水が逆流し、室内•エアコン室内機が濡れてしまう可能性がある為です。
今回は、
- ホコリやカビの塊
- スライム状のヌメリ
のような汚れが混ざった典型的な「詰まり」でした。
貫通後は勢いよく水が流れ始め、室内機内部に残っていた水が一気に排出されました。
■ 本体内部のクリーニング|風量・ニオイ改善に直結
水漏れ改善だけでなく、内部洗浄も徹底的に行います。
今回の作業内容は次の通りです。
- 送風ファン(クロスフローファン)の高圧洗浄
- 熱交換器の表面・奥まで高圧洗浄
- ドレンパン内のカビ・ヌメリ除去
- 外装パネル・フィルターの手洗い
- 内部乾燥・動作確認




洗浄時に出た汚水は真っ黒で、長年の汚れが蓄積していたことが分かりました。

■ アフター|水漏れ完全改善 + 風量が段違いに回復
作業後、冷房運転で再度テスト。
- 水漏れの完全改善(排水が安定)
- 風量が約1.4倍に回復
- 吹き出し口のニオイ消失
- 湿っぽさが消え、空気がサラサラに
- 冷房の効きが明らかに早くなる
お客様からは、
「匂いも風量も全然違う!もっと早く頼めば良かったです!」
と嬉しいご感想をいただきました。
■ なぜ “しばらくすると水漏れが止まる” のか?専門的に解説
水漏れが毎回発生するわけでなく、数回起きて止まるケースがあります。
その理由は、
- ホース内部の詰まりが流れたり戻ったりする
- 気温・湿度によって発生する結露量が変わる
- 水がパンパンまで溜まってあふれた時だけ漏れる
つまり、詰まり物が動いているだけで、状態はむしろ悪化している ということです。
放置すると、
- カビの繁殖加速
- ファン内部のカビ飛散
- 基板に水がかかり故障
とトラブルが広がるので注意が必要です。
■ 再発防止策|プロ目線のアドバイス
- 1〜2年に1度は分解クリーニング
- ドレンホースの先端を地面に接触させない
- 外側ホースの先に防虫キャップを付けない(逆に詰まる)
- 吹き出し口の結露を感じたら早めに点検
霧ヶ峰シリーズは性能が高い反面、湿気がこもりやすいため、洗浄の効果が非常に出やすい機種です。
■ あきる野市でエアコン水漏れなら CLEAN PLUS ONE へ
水漏れ・匂い・風量低下などのトラブルは、ほとんどが「洗浄+詰まり除去」で改善できます。



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