こんにちは。株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワン)の小野澤です。
今回は海老名市めぐみ町にお住まいのお客様からご依頼いただいた、リビング設置の パナソニック エオリア CS-409CEX2-W(2019年製・お掃除機能付きエアコン)のクリーニング事例をご紹介します。

エアコンはご入居時に設置されたもので、今回が購入後初めてのエアコンクリーニング。
「夏に運転すると少しニオイが気になった」「吹き出し口に黒いカビが見えるようになってきた」ことがきっかけでお問い合わせをいただきました。
エアコンクリーニングご依頼内容と設置環境
・場所:神奈川県海老名市めぐみ町
・機種:Panasonic Eolia(エオリア)CS-409CEX2-W / 2019年製 / お掃除ロボット付き
・設置場所:リビング
・使用年数:約6年
・クリーニング履歴:今回が初めて
リビングはご家族が長時間過ごす場所のため、使用時間が長く、油分や生活臭、キッチンからの微細な油煙なども入り込みやすい環境です。
お掃除機能付きとはいえ、内部のカビ・ホコリは確実に蓄積していきますので、ちょうど良いタイミングでご依頼いただけたと思います。
■ クリーニング前の状態チェック
まずは外観・運転状態を確認します。外装は大きな傷もなくきれいな状態でしたが、風向ルーバーの裏側をライトで照らすと、ファンの羽根と吹き出し口の奥に黒い点状のカビが確認できました。
試運転をすると、冷房運転開始直後にモワッとしたカビ臭が立ち上る状態。
内部汚れの量としては「ひどい方」ではありませんが、小さなお子様やアレルギー体質の方がいらっしゃるご家庭では、早めにリセットしておきたいレベルです。




お掃除ロボット付きエアコンの分解
ブレーカーを落としてから作業スタート。前面パネル・ダストボックス・フィルターを外し、さらに お掃除ロボットユニット(左右のモーター・基板部分)を取り外す本格分解を行いました。
お掃除ロボット付きエアコンは配線やセンサーが多く、分解時に無理な力をかけると破損や故障の原因になります。
機種ごとのクセを理解した上で、配線の取り回しやコネクター位置を確認しながら慎重に外していきます。
ロボットユニットを外すことで、
- 熱交換器の上部〜奥側
- ファンの上側・裏側
- ドレンパン内部
までしっかりアクセスできるようになり、洗い残しを大きく減らすことができます。
熱交換器(アルミフィン)の洗浄
分解後は、まず熱交換器(いわゆるアルミフィン部分)から洗浄していきます。
表面を確認したところホコリの塊が付着しており、ところどころ空気の流れが悪くなっている状態でした。

専用のエアコン洗浄用洗剤を噴霧し、浸透するまで少し時間を置いてから高圧洗浄。
フィンを曲げないよう、水圧とノズルの角度を調整しながら上から下へ丁寧に洗い流します。
洗剤が、ホコリやヤニ、微細な汚れを巻き込みながら黒い水となって流れ落ちていきます。
最後は大量の真水で洗剤分をしっかりすすぎ、アルミフィン特有の銀色の光沢が戻りました。

■ ファン・吹き出し口のカビ取り
次に、お客様が一番気にされていた吹き出し口と送風ファンのクリーニングです。
洗浄前の写真では、ルーバーのすぐ奥に黒い筋状の汚れと、羽根の側面に茶色〜黒色のカビが確認できます。

こちらも風が直接通る部分なので、ニオイの発生源にもなりやすい場所です。
専用洗剤をまんべんなく噴霧し、汚れを浮かせてから高圧洗浄機で一気に洗い流していきます。
洗浄後は、羽根1枚1枚のエッジがはっきり見えるようになり、ルーバー周りの黒ずみもすっきり。
送風口の隅に残りやすい汚れは、刷毛やウエスを使って手作業で仕上げています。

■ ドレンパン・排水経路の洗浄
冷房運転時に発生した結露水は、ドレンパン → ドレンホースを通って外へ排水されます。
このドレンパンにスライム状の汚れやカビが溜まると、
- 水漏れのリスク
- 嫌なニオイの再発
につながるため、こちらも重要なポイントです。
今回は分解した状態でドレンパン内部までしっかり洗浄し、排水経路も高圧洗浄で詰まりを解消。
作業後の試運転では排水もスムーズで、水漏れの心配もない状態までリセットできました。
外装カバー・お掃除ロボット・フィルター類の洗浄
壁から外したわけではありませんが、取り外した外装パネルやお掃除ロボットユニット、フィルター類もすべて洗浄します。
外装はエアコン専用洗浄剤とスポンジで汚れを落とし、細かな溝はブラシで仕上げます。
お掃除ロボット部分は、モーターや基板を避けながら、ホコリが溜まりやすいダストボックス周りを重点的に清掃。
フィルターは裏側までしっかり洗うことで、目詰まりを解消し、本来の通気性を取り戻します。


洗浄後の汚水の状態
今回のエアコンは、ぱっと見の内部汚れは「そこまでひどくない」印象でしたが、バケツに溜まった汚水はしっかりと薄黒く濁った色をしていました。

お客様にも汚水をご覧いただくと、
「中はそこまで汚れていないと思っていたのに、こんなに汚れが出るんですね…」と驚かれていました。
リビングは人の出入りが多く、目に見えない皮脂や生活ホコリ、料理の油分などが少しずつ内部に蓄積していきます。
見た目がきれいでも、数年に一度はプロの高圧洗浄でリセットしてあげるのがおすすめです。
組み立て・最終チェック
洗浄後は、各パーツを十分に乾燥させてから元通りに組み立てます。
配線の取り回しやコネクターの接続位置を一つ一つ確認し、ネジの締め忘れがないかもチェックします。
最後に試運転を行い、
- 送風時のニオイ
- 風量・風向の動き
- 異音の有無
- ドレンからの排水状態(水漏れの有無)
を確認。
クリーニング後はカビ臭もなくなり、吹き出し口も真っ白な状態に。
「これで安心して冬の暖房も使えます」と大変喜んでいただけました。
パナソニック・エオリア(お掃除機能付き)をお使いの方へ
お掃除機能付きエアコンは、フィルター表面のホコリを落としてくれる便利な機能ですが、
- 吹き出し口のカビ
- ファン内部の汚れ
- 熱交換器の奥のホコリ
までは自動で掃除してくれません。
特にリビングやペットと暮らしているお部屋では、1〜2年に一度を目安に、今回のような 分解洗浄によるエアコンクリーニングをおすすめしています。
海老名市でエアコンクリーニングをご検討中の方へ
CLEAN PLUS ONEでは、海老名市めぐみ町をはじめ、海老名市全域で家庭用エアコンのクリーニングを承っております。
お掃除ロボット付きエアコンの分解にも対応し、機種ごとの構造を理解したスタッフが丁寧に作業いたします。
「エアコンのニオイが気になる」「吹き出し口にカビが見えてきた」「購入してから一度も掃除していない」
といったお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。



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