株式会社クリーンプラスワンの小野澤です。本日は横浜市鶴見にお住まいのお客様より、リビングに設置されているSHARP製ルームエアコン(型番:AC-227TN)のクリーニングをご依頼いただきました。
お客様が気にされていた点は
エアコンをつけると臭い。
また、一度も掃除をした事がないからどうなっているか怖い
とのご相談でした。お伺い後に内部の汚れ状態を確認したところ、吹出口・送風ファン・熱交換器にカビや埃が蓄積している状態でした。
ルーバーが破損。閉まらない!

清掃前の試運転時に本体の風向ルーバーが破損している状態であることが確認できました。
お客様にお伺いしたところ掃除をする時にリモコンで電源を落とし、自動でルーバーが閉まった後、手で直接ルーバーを動かしていたとのこと。
途中まで閉まり、ガクッと開いてしまうような動きでした。
エアコンの風向調整ルーバーに使用されているモーターは小型で精密な物が多く、手動での操作によって破損を起こしやすい特徴があります。
⚠️ ルーバー破損が起きやすい理由
・ルーバーはモーターとギアで連動動作しているため手動に弱い
・経年劣化により樹脂パーツの柔軟性が低下
・少しの力でも支点や爪部分が割れやすい
今回は冷暖房動作には重大な影響がなかったため、通常通り分解・洗浄・再組立を行い、その他の機能面は問題なくご使用いただける状態で施工完了いたしました。
※ルーバーの修理には部品交換が必要となるケースが多いです。お困りのお客様はご連絡ください。
内部の汚れ状態
吹き出し口や送風ファン内部には、カビとホコリが層になったような状態で付着していました。






特にリビング使用のエアコンは、調理による油分や生活湿度の影響を受けやすく、カビが生えやすい環境が整いやすいのが現実です。
内部にカビが生えてしまう原因
・冷房運転後の「内部の結露」
・加湿・調理・生活湿度
・使用頻度が高いのに分解洗浄がされていない
・フィルター掃除だけでは内部に触れられない
「フィルターを掃除しているから大丈夫」と思われる方が多いですが、においの原因は熱交換器、ドレンパン、ファン内部のカビです。
洗浄の流れ
今回は以下の工程にて通常分解クリーニングを行いました。
- 前面パネル・ルーバー・フィルターを取り外し
- 周囲壁面・本体内部を養生し、水分がかからないよう保護
- 専用のエアコン用洗剤を熱交換器・送風ファンへ噴霧
- 高圧洗浄機を使用し、カビ・汚れ・ホコリを徹底的に洗浄
- 外したパーツ類は別途洗浄・乾燥してから再組立

排出された汚水は黒く濁り、内部にカビが相当蓄積していたことが確認できます。

洗浄後は、見た目だけでなく、においが消え、風量が回復しました。これはドレンパン、熱交換器送風ファン等に付着した汚れが除去されたため、本来の風の通りが戻ったことによる効果です。
また、内部の熱交換器の汚れが取れることで、効率が改善され電気代の節約に繋がる場合もあります。
同じ機種をお使いの方へ|クリーニングの目安
SHARP AC-227TN は、プラズマクラスター機能がついており、シンプル設計なエアコンですが湿気の多い部屋・使用頻度が高い環境ではどうしてもカビで汚れてしまいます。
おすすめのクリーニング時期
・1年〜2年に一度の分解洗浄が理想的
・カビのにおいがする
・風量が弱い/吹出口が黒く汚れている
→ このタイミングで洗浄をご検討ください
特に「冷房シーズン前」と「夏終わり」は、エアコン内部が湿気を含むため、クリーニングを実施する良いタイミングです。
ご依頼ありがとうございました
横浜市のお客様からのご依頼を多くいただいている為、即日・近日対応が可能な場合も多いです☺︎
エアコンのにおい・風量低下・カビ汚れが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。



コメント