こんにちは、株式会社 CLEAN PLUS ONEの小野澤です。今回はエアコンのスライムについて徹底解説します。
エアコン内部に発生する黒くヌメヌメした物質。これが通称「スライム」です。
正式には「バイオフィルム」と呼ばれ、以下の要素で構成されています:
- カビ
- 細菌(バクテリア)
- ホコリ・油汚れ
- 湿気とドレン水に含まれる有機物
特にドレンパン(排水皿)やドレンホース内部に多く付着し、空気中に臭いを放ちます。
発生しやすい条件
- フィルター掃除を怠っている
- 冷房・除湿運転が多い
- 室内が湿度の高い環境
- キッチン近くで使用している(油汚れ)
スライムが引き起こす4つの重大な問題
1. 水漏れ
スライムがドレンパンやホースに詰まると、水が流れず本体からポタポタと水漏れします。
2. 悪臭・カビ臭
バクテリアやカビが増殖し、酸っぱい臭いや異臭を放出。部屋中が臭くなります。
3. 健康被害
特に喘息・アレルギーを持つ方や小さなお子様、高齢者にとっては深刻です。吸い込むことで咳・くしゃみ・頭痛などの症状が出ることもあります。
4. 故障の原因
スライムが基板やセンサー部にまで到達すると、誤作動・エラーコード表示・運転停止などの不具合を引き起こします。
自分でできるスライムの対処法【応急処置】
ドレンホースの簡易清掃
外にあるドレンホースの先端から吸引ポンプ(サクションクリーナー等を使用し、汚れを吸引します。
フィルター掃除
月1回は取り外して水洗い。油汚れが強い場合は中性洗剤の使用もOK。
送風運転で乾燥
冷房運転後に送風モードを10分以上運転することで、湿気を飛ばしてカビやスライムの繁殖を抑制します。
市販の洗浄スプレー
アルミフィン(熱交換器)にスプレーし、表面のカビを一時的に除去。(奥までは届かないため過信は禁物)
プロによるスライム除去:内部洗浄の必要性
家庭用対処では取り切れない奥のスライムは、プロのエアコンクリーニングが必須です。完全分解対応店のクリーンプラスワンでは、高圧洗浄で以下の箇所まで徹底洗浄します:
- 熱交換器(アルミフィン)
- ドレンパン
- 送風ファン
- 吹き出し口
使用する専用薬剤には除菌・消臭・防カビ効果もあります。
スライムの発生を予防する5つの習慣
- 月1回以上のフィルター清掃
- 冷房後の送風運転
- 年1回のプロによる分解洗浄
- ドレンホースの出口を常に確認(詰まり・虫対策)
- キッチン近くのエアコンは油対策を徹底
よくある質問(FAQ)
Q. スライムは放置しても問題ありませんか?
放置すると水漏れや健康被害、最悪エアコンの買い替えにまで発展するため絶対に放置NGです。
Q. スライムの掃除だけ業者に頼むことはできますか?
はい。内部洗浄メニューで対応可能です。特にドレンパンや熱交換器の奥は自力では取れません。
Q. スライムが出たら買い替えるべきですか?
通常はクリーニングで回復します。買い替えはクリーニングしても改善しない重度の腐食・故障時のみ。
まとめ:エアコンのスライムは初期対策と予防がカギ
- スライムの正体は汚れ+湿気+菌類の複合物
- 悪臭・健康被害・水漏れ・故障の原因になる
- プロ洗浄+日常的な予防が最も有効な対策
当店では藤沢市・神奈川県エリアでエアコン内部のスライム完全除去を実施中です。お気軽にご相談ください。
コメント