キッチンの換気設備である「レンジフード」。汚れ防止のために、不織布製のフィルターカバーを取り付けているご家庭も多いと思います。
この記事では、現場経験に基づいた不織布フィルターのメリット・デメリットと、正しい使い方をプロ目線で解説します。
「レンジフードに不織布って意味あるの?」とお悩みの方へ
キッチンの油汚れ、できるだけ抑えたい。でも不織布って換気に悪影響じゃないの?
この記事では、そんな疑問にお答えします。
不織布フィルターとは?
不織布フィルターとは、金属フィルターの上に装着して油煙をブロックする使い捨てのカバーです。
ホームセンターや100円ショップなどで簡単に手に入る便利アイテムです。
不織布フィルターのメリット
- 内部の汚れを軽減:ファンやダクト内の汚れが大幅に減ります。
- 清掃の手間を軽減:金属フィルターの洗浄頻度を抑えられます。
- 経済的:安価で使い捨てが可能。
不織布フィルターのデメリット
- 目詰まりで換気性能低下:吸気効率が落ちると空気が逃げる。
- 想定外の場所が汚れる:カバー裏や本体の隙間が油まみれに。
- 設計外の使用:レンジフードメーカーは不織布使用を前提に設計していません。
【現場事例】中はきれい、でも換気されてない?
「中が全く汚れていない」というケースで、外装カバーの裏がベタベタだったことがあります。これは空気が正しく通っていない証拠。つまり“換気できていない状態”です。
不織布フィルターあり/なしの比較表
項目不織布あり不織布なし 内部の汚れ少ない多い 空気の通りやや悪いスムーズ 外装の汚れ増える可能性少ない メンテナンス交換頻繁洗浄必要 コスト安価で使い捨て洗剤・水道代
正しい使い方と注意点
- フィルターは月1〜2回交換を目安に
- フィルター周辺やカバー裏の汚れも定期点検
- 年1回はプロの分解洗浄を
- 密着性を高める貼り方を意識
- キッチンの別換気扇と併用で吸気補助
よくある質問(Q&A)
Q. フィルターが目詰まりしたままだとどうなりますか?
A. 空気の流れが弱まり、キッチンや外装周辺に油汚れが広がります。
Q. 不織布フィルターはどれくらいの頻度で交換すべき?
A. 通常のご家庭で月1回、揚げ物が多い場合は月2回が目安です。
清掃後、お客様とのリアルな会話例
クリーンプラスワン:レンジフードのファン周りは比較的綺麗でした。
お客様:あまり換気できていないってことですか?
クリーンプラスワン:はい、不織布フィルターは、特に、目詰まりしやすいので、詰まった状態で換気扇を回してもほとんどこうかがなく、キッチン周りの油汚れが拡散しがちです…。毎月交換していただくと改善されます^^
おすすめの不織布フィルター(参考)
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まとめ
不織布フィルターは便利なアイテムですが、「付ければ安心」ではありません。
正しく使い、定期的な点検と清掃を組み合わせることで、換気効率とキッチンの衛生を保ちましょう。
レンジフードの汚れ・におい・吸い込みの悪さでお困りなら、まずはプロに相談を。
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