プロが解説|室外機カバーは必要?メリット・デメリットと正しい選び方|オススメアイテムも! - 「エアコンクリーニング・ハウスクリーニングなら クリーンプラスワン【東京・神奈川・埼玉対応】

プロが解説|室外機カバーは必要?メリット・デメリットと正しい選び方|オススメアイテムも!

お掃除ブログ

こんにちは、株式会社 CLEAN PLUS ONE(クリーンプラスワンの小野澤です。

「室外機カバーをつけたほうがエアコンにいいの?」「見た目もきれいになるし、日除けにもなりそう」

そんな疑問を持つ方も多いですよね。

ですが実は、室外機カバーは使い方を間違えると冷房効率を下げてしまうことがあります。 今回のお掃除ブログでは、専門業者の視点から、室外機カバーのメリット・デメリット・正しい設置方法を徹底解説します。


室外機カバーの目的とは?

室外機カバーは主に以下の目的で使用されます。

  • 直射日光や雨から機器を保護する
  • 見た目を整える(景観対策)
  • 上部への落下物・雪などの対策
  • 上向きの熱気を抑える

一見万能そうですが、使用方法を間違えると逆効果になることも。 詳しく解説します!


室外機カバーのメリット

直射日光から守る

夏場の直射日光は室外機の温度を50℃以上に上げてしまいます。 上面を覆うだけのカバーであれば、冷房効率を2〜5%ほど改善できることもあります。

雨風・雪・ホコリの防止

ホコリや落ち葉がフィンに付着すると放熱が妨げられます。 カバーによって内部への異物侵入を防げる点は大きなメリットです。

外観の統一感・保護

お庭やバルコニーなどで目立つ室外機をデザインカバーで隠すことで、景観を損なわず、住宅全体の印象もアップします。


室外機カバーのデメリットと注意点

放熱効率の低下

最も大きなリスクは、風の通り道をふさいでしまうことです。 室外機はファンで空気を吸い込み、熱交換器(フィン)で放熱しています。 カバーで囲いすぎると、内部に熱がこもり、冷房効率が低下。電気代が上がる原因にもなります。

アルミ・木製カバーの注意

アルミ製簡易カバー

アルミ素材は熱を伝えやすく、反射と同時に熱伝導もしやすいため、カバーが直接室外機に密着する事で熱がこもりやすくなります。 ⇒ 本体と2〜3cm程度の隙間を作るのが理想。⬇︎

アルミ製:熱を反射するが、通気が悪いと熱をこもらせる

木製:デザイン性は高いが、雨で劣化しやすくカビや腐食の原因になる

密閉タイプは基本的にNG

背面や側面にスリット(通気口)がないタイプは、 メーカーも設置を推奨していません。 放熱を妨げることで機器内部の温度が上昇し、最悪の場合、コンプレッサーの故障につながる可能性があります。


室外機カバーを選ぶときのポイント

カバー選びで重視すべきは「通気性」と「日除けのバランス」です。

  • 背面・側面にスリットやメッシュ構造があるものを選ぶ
  • カバーと室外機の間に10cm以上の隙間を確保
  • 天板のみの「日除けカバー」タイプが最も安全
  • 金属製よりも耐熱樹脂や軽量木材が◎

また、夏季は天板タイプ・冬季は保温カバーと、季節ごとに使い分けるのもおすすめです。


冬場に使用する「全面カバー」はどうか。

冬季に見かける全面カバーは、主に雪・凍結対策用です。 ただし、常時かけっぱなしにすると湿気がこもり、内部が結露してサビの原因になることも。

使用する場合は、次のポイントを守りましょう。

  • 使用後は必ずカバーを外して乾燥させる
  • 通気穴があるものを選ぶ
  • 暖房時は必ず取り外す

カバーではないけれどもプロがおすすめする対策方法!

ベランダカーテン(サンシェード)

このような商品もおすすめです☺︎

室外機の直射日光とベランダ床の照り返しをカット。
風を通すメッシュを外側に設置すれば、放熱を妨げずに遮熱できます。

日陰を作ることで良い効果が!

  • ベランダ全体の熱こもりを抑えて室外機の表面温度上昇を防止
  • 窓から入る日射熱を抑え、室内温度を2〜3℃低下(環境により)
  • 床・壁の照り返し対策で冷房の効きが安定

室外機を塞ぐこともなく安心!

メッシュタイプ+適切な離隔で、吸気・排気の流れを阻害しません。
室外機から30cm以上離す/下端は吹出口にかからないが基本ルール。

室内への日差しも防げるため電気代の削減にも!

窓外で熱を遮るため、室内カーテンのみより効率的。
冷房負荷が下がり、電力消費の削減(目安として、5〜10%)が期待できます。

製品選びのポイントと使用注意点

  1. 外側は明るい色(反射)、内側はやや濃色(遮光)を選ぶ
  2. 強風時は巻き上げ・固定、台風時は一時取り外し等行う

エアコンクリーニングの詳細はこちら

清掃・メンテナンスと併用するのが最も効果的

どんなカバーを使っても、基本は室外機に汚れをためないことが最優先です。 フィンやファンにホコリが付着すると、放熱効率が15〜20%落ちることもあります。

  • 定期的に室外機の状態を確認
  • 大量の水で洗浄する際は注意
  • ファンがスムーズに回るかチェック

特に、カバーをつけたまま長期間放置している方は要注意。 熱がこもりやすく、本体に負荷をかけ続けると寿命を短縮させてしまいます。


業務用・店舗向けの室外機カバー活用術

業務用では、景観よりも効率・安全性重視。 屋外設置が多いため、次のような工夫が有効です。

  • 反射パネルを10cm離して設置し、遮熱と放熱を両立
  • 天板を角度付きにして雨を逃がす構造にする
  • フィン内部の汚れを年1回はプロ洗浄

CLEAN PLUS ONEなら家庭用・業務用含む室外機クリーニング・室外機の管理方法などのアドバイスも可能です。


エアコン清掃業者がすすめる「最適な組み合わせ」

室外機の保護には、次の3点セットが最もおすすめです。

  1. 通気スリット付きカバー(熱を逃がす構造)
  2. 遮光パネル(日差し対策)
  3. 定期的な分解クリーニング(内部メンテナンス)

この3つを組み合わせることで、見た目も美しく、冷房効率を損なわずに快適な運転を維持できます。


まとめ|室外機カバーは選び方と風の通りがすべて

室外機カバーは正しく選べばメリットも多いですが、誤った使い方をすると逆効果です。 大切なのは、遮熱よりも放熱。そして風の通り道を確保すること。

汚れや埃を防ぎたい場合は、カバーよりも定期清掃・メンテナンスを優先しましょう。 CLEAN PLUS ONEでは、家庭用・業務用を問わず、室外機・室内機のWクリーニングを行っています。

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