過剰能力と不足、どちらも快適を妨げる原因に
エアコン選びで重要なのは、「部屋の広さ=畳数」だけではありません。実際には、エアコンの能力が部屋に対して不足していても、逆に過剰でも、快適な空間は実現できません。
【能力不足のエアコンがもたらす問題】
・設定温度に達しない
→ フル稼働が続く。部屋がなかなか冷えない・暖まらない。
・エアコンの寿命を縮める
→ 常に最大出力で稼働するため、機械的な負担が大きくなり、故障の原因に。
・電気代がかさむ
→ 頑張って動いているのに効果が出ず、無駄に電力を消費。
【オーバースペック(能力過剰)のエアコンがもたらす問題】
・すぐに設定温度に達し、運転が止まる
→ その後すぐに再稼働するため、「暑い・寒い」が繰り返され、室温が安定しない。
・除湿や暖房が不十分になることも
→ 短時間の運転では除湿が不十分で、夏場は湿度が残ってしまうことも。
・初期費用・ランニングコストが高い
→ 本来必要のない能力に対して、高い購入費や電気代が発生。
適正な能力のエアコンを選ぶことが快適への近道
昔の「適応畳数」表示だけを頼りにすると、現代の高気密・高断熱住宅では能力過剰になってしまうケースも少なくありません。
住宅性能・日当たり・天井高・ライフスタイルなどを考慮して、本当にその部屋に合った能力のエアコンを選ぶことが重要です。
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